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たとえ話〜楽器と音色〜
夜半になると、どこからともなく蛙の鳴き声が聴こえて来ています。 近くの田んぼでは、田植えの光景を目にしました。 東北地方に住む私の友達の所では、既に田植えを終えている様ですが、私の周辺地域では今が田植えの始りらしいです。 子供の頃に、蛙さんの合唱が心地好い眠りへ誘ってくれた記憶もあり、今もこうして耳にする自然の音楽会の響きに、柔和で落ち着いた気持ちで充たされ、自然の恩恵を感じたりもしています。 ![]() 先日、楽器制作をなさる方とご縁を頂きまして、有り難くご親交させて頂いております。 かつてViolinを奏でていた事のある私は、その当時はオーケストラ活動にも参加しており、色々な楽器の音色を体感もしています。 楽器の製作光景を目の当たりにする事の出来た私は、大変感激。より楽器を身近な存在に感じる事も出来、様々なお話を聞かせて頂きました。 私は現在は、奏でる事はしておりませんが、やはりどこか懐かしく望郷に似た観を抱きもし、大変楽しい一時を過ごさせて頂いております。 当時の私が、リアルにこういった制作の方とのご縁があったなら、奏でる事を続けていたかもしれないなぁ。などと想ったりもします^^;。 余談ですが、当時、こんな経験があります。 未熟な私が使用するViolinは、母がいつ止めるか分からないからと、量産されるViolinだったのですが、ある時そのViolinで、先生が演奏してくれた事がありました。日頃奏でている先生のViolinでの音色とは深みが全然違うんですね。 ある時、見るに見かねて先生の楽器を貸して下さった事もあるのですが、日頃先生が奏でる音色に届く訳もなく、テクニックは勿論音の事、表現する音色の奥深さを知りました。 楽器の制作、修理なども伝統技術の伝承があり、お作りになるお人柄は、楽器本来の音色を作る。とも考えている私は、かつての経験や今回頂いた制作をなさる方とのご縁から、こんな事を考える様にもなりました。 ある意味、人生とは楽器の様なものかもしれない・・と。 「仕事が人を変える。」という言葉を耳にした事があります。ある意味、環境が人を変化させると言う事でもあるのでしょう。久しぶりに会った嘗ての級友の性格が一変していて、まるで歪んだ様になっていた。と言う話も耳にする事があります。 人生を楽器と例えるならば、それぞれの楽器の奏でるメロディや音色は、その人柄と云えるのではないかと。そしてお一人お一人のその楽器は、人生の中での生き方や考え方、携わる仕事だったりと、自身が如何に創り上げるのか。と云う事なのかもしれない・・・とも考えたりしています。 とするならば、私はどんな楽器を目指したいのだろう。メロディが生き様だとするならば、どんなメロディを奏でたいのだろう。音色が人柄や雰囲気に顕れるとするならば、それは意図する事が出来ずに自然と備わって行く事でしか無いのかもしれませんが・・・どんな音色を好み、どんな音色になって居たいのだろう・・?等々、こうして綴りながら自問自答していたりします。(笑) これはあくまで、私の個人的な見解ですが、演奏者は、楽器本来の持つ音色の深みを如何に奏でてあげる事が出来、そこに自分なりの情緒表現の世界を繰り広げられるか。等・・・なのでは無いかとも。(勿論それだけでは無いとは思いますが。) だからこそ、名器と云われる楽器があり、楽器そのものの持つ味(音色)に違いが表れるのではないかと、私は自分の嘗てのレッスン時代の経験もあり、こんな事を想い初めておりました。 う〜む。 6月は私にとっての無想の月とは、なりそうに有りませんね^^;(笑) seira-mio 1
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